バスツアーは季節に応じた話題の絶景スポットや、グルメや温泉ほか、旅の旬を熟知している旅行会社の「こだわり」が詰まった魅力的な商品がいっぱい。広島は中四国地方の中心都市。山陽・山陰地方に加えて、本州四国連絡橋で四国とつながっていることから瀬戸内海に面した愛媛県、香川県を訪ねるコースが多いです。ここでは広島発の日帰りバスツアーで人気の目的地を紹介します。
チェックポイント!
広島発 日帰りバスツアー おすすめ目的地 10選
出雲大社
「縁結びの神様」として女子旅でも人気の出雲大社。「古事記」や「日本書紀」の神話伝承では大国主大神が天照大神に国譲りをした時にその功績を称えて本殿が創建されて大国主大神が祀られるようになったといわれています。出雲大社の建築様式は「大社造」と呼ばれていて、切妻、妻入りの構造で、平面は九本の柱が田の字型に配置された 正方形の間取りとなっているのが特徴です。参道には郷土料理やご当地スイーツなどが楽しめたりするお店がいっぱい。食べ歩きも楽しめます。
出雲大社の参拝方法
由緒ある神社だけあって、出雲大社の参拝方法は独特。参拝は木の鳥居(二の鳥居)から始まります。参道を歩く時は両端を歩くのが基本。真ん中は神様の通り道だからということです。祓社(はらえのやしろ)はお参りすることで心身を祓い清めてもらえる社。拝殿に向かう途中に立ち寄っていただいてお参りをしましょう。参道を進んでいくと手水舎(ちょうずや、てみずや)があります。手を洗って罪や穢れを洗い流しましょう。いよいよ拝殿での参拝ですが、出雲大社の拝礼は二拝四拍手一拝です。
足立美術館
日本画の巨匠横山大観 をはじめ近代日本画と、料理人としても名を馳せた北大路魯山人の陶芸作品、林義雄、武井武雄などの童画や、現代日本画が展示されています。特に横山大観のコレクションは圧巻。質量とも日本有数を誇ります。約5万坪の日本庭園はアメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで、平成15年(2003)から18年連続日本一に選ばれています。伝統的な「日本の美」を感じることができる美術館です。
山陰の小京都・津和野
津和野藩亀井氏の城下町、津和野。殿町は土塀の落ち着いた町並みに、軒先の堀を流れる清水に鯉が泳いでいて、城下町の風情を感じることができるフォトジェニックな町。歩いていると清々しい気持ちになります。明治の文豪、森鴎外の生誕の地で11歳まで過ごした旧宅が今も残されていて記念館も造られています。「日本100名城」に選ばれている津和野城からは津和野の街を一望することができます。広島発の日帰りバスツアーでは「SLやまぐち号」に乗車する内容のコースもあります。
大塚国際美術館
大塚国際美術館は常設展示面積約30000㎡、鑑賞ルート約4㎞という国際最大級の展示スペースを有する、そして世界で類を見ない、「陶板名画美術館」。世界26カ国、190余の美術館が所蔵する古代から現代までの西洋名画1,000余点を、原寸大で陶板の上に忠実に再現して展示、日本にいながら世界の美術を堪能することができます。ヴァチカン美術館のシスティーナ礼拝堂の天井画および壁画「最後の審判」を再現した「システィーナ・ホール」は美術館の開館10周年の記念事業として取り組まれました。幾多の困難を克服して、再現を実現。ミケランジェロの世界を体感することができます。
松山城
松山市の中心部、標高132mの勝山に築かれた松山城。「現存十二天守」の一つで、城内にはなんと21棟の重要文化財があります。天守は三重三階地下一階の層塔型天守。天守と小天守、隅櫓を渡櫓で結ぶ天守建造物群は連立式天守と呼ばれますが、松山城はその代表とされています。松山城は他にも見どころいっぱい。「登り石垣」と呼ばれる山腹から侵入しようとする敵を阻止する目的のため、ふもとの館と山頂の天守を、山の斜面を登る2本の石垣で連結させた珍しい石垣を見ることができます。また本丸の北に位置する野原櫓は日本で唯一現存する望楼型二重櫓で天守の原型といわれています。小高い丘の上のある松山城は絶好の展望スポット。瀬戸内海を望むこともできます。広島発の日帰りバスツアーでは「女子旅」でも人気の道後温泉にも立ち寄るコースが多いです。
道後温泉
夏目漱石の小説「坊ちゃん」で有名な道後温泉。「日本書記」にもその名前が出てくる非常に古い歴史を誇る温泉です「日本最古」ともいわれています。温泉のシンボルが国の重要文化財にも指定されている「道後温泉本館」。他に「道後温泉飛鳥乃湯」、「道後温泉椿の湯」の外湯があり入浴を楽しめます。道後温泉本館に隣接している「道後ハイカラ通り」の愛称がある商店街の散策や「道後麦酒館」での地ビールも楽しみの一つ。広島発の日帰りバスツアーでは松山城とともに立ち寄ることが多いです。
鳥取砂丘
南北2.4km、東西16kmに広がる日本最大級のスケールを誇る鳥取砂丘を訪ねるコース。大自然によって創り出された圧巻の景観に加えて、鳥取砂丘の砂と水だけを使用して制作された、砂の彫刻を展示する世界で唯一の美術館「砂の美術館」や資料館、アスレチックなどを楽しめます。広島発の日帰りバスツアーでは恋人の聖地として注目されている神話「因幡の白兎」で有名な白兎神が祀られた白兎神社などを訪ねるコースがあります。また冬に出発する広島発日帰りバスツアーでは日本海で水揚げされたカニ料理を楽しめるコースもあります。
三朝温泉
世界でも有数の放射能泉です。高濃度のラドン含有量を誇り、「三たび朝を迎えると元気になる」ことから温泉の名前が名付けられたといわれています。平安時代末期に源義朝の家臣・大久保左馬之祐が三徳山に参詣中に年老いた白い狼を救ったところ、妙見菩薩が現れて、お礼に温泉の場所を教えてくれたとの伝承が残されています。青御影石で造られた純和風の三朝橋を中心に温泉情緒溢れる昭和レトロな街並みが続きます。広島発の日帰りバスツアーでは鳥取砂丘に立ち寄ったり、冬はブランドガニを食べるグルメ通も満足のコースがあります。
寒霞渓
寒霞渓は小豆島の中央に位置する島の最高峰星ヶ城と四方指の間にある渓谷です。約1300万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が長い年月の地殻変動や侵食により、そそりたつ奇岩怪石の絶景がつくりあげられました。大分県の耶馬渓、群馬県の妙義山とともに「日本三大渓谷美」のひとつとされていて、初夏の新緑、秋の紅葉など四季折々の景観を楽しむことができます。
©(一社)小豆島観光協会
道の駅 小豆島オリーブ公園
瀬戸内海を見下ろす小高い丘に広がる小豆島オリーブ公園。園内には、約2000本のオリーブの木や130種類以上のハーブが栽培されています。また「オリーブ園」、「ハーブ園」をはじめとして「オリーブ記念館」、「ギリシャ風車」、更には天然温泉の「サン・オリーブ温泉」等があります。「オリーブの島」小豆島の魅力を満喫することができます。
広島発日帰りバスツアーの魅力
広島発日帰りバスツアーの大きな魅力は何といっても移動が楽ということではないでしょうか。公共交通機関ではアクセスが不便な場所でも「バスツアー」なら直行することができます。またマイカーで行く場合、カーナビが普及しているとはいえ、慣れない道の運転でありがちなのが道迷い。道に迷って、大幅に時間をロスすることも少なくないです。道路事情にも精通した「運転のプロ」が運転する「バスツアー」ならそんな心配もありません。また自分で運転しなくてもいいので、日本酒やワインといったアルコールも飲むことができます。複数の目的地を訪ねる場合、公共交通機関の場合、移動手段も悩みの種。「ドア・トゥ・ドア」で移動できるバスツアーではそんな心配もありません。広島発着の日帰りバスツアーで瀬戸内海の多島美に日本海の海の幸を楽しんでみてはいかがでしょうか。