銀山温泉はかつて江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来している温泉地。大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べていて大正ロマンを感じることができます。昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」を制定して景観整備に努めています。
目次
銀山温泉の特徴
泉質と効能
銀山温泉の泉質は、ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)です。無色透明で、硫化水素の臭いがします。切り傷や火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人病、動脈硬化、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病などに適応しているといわれています。温泉は飲むこともできて、慢性消化器疾患、慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、通風に効果があるとされています。飲む量は1回の量は、100ml~200mlが適量とされています。
大正ロマン溢れる街並み
温泉街の中心を流れる銀山川の両岸には木造の温泉旅館が立ち並んでいて、ガス灯が街を照らします。銀山温泉は大正二年の洪水によって温泉街は壊滅しました。 その後の復興により、銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての建築の旅館が建てられて、現在の温泉街の街並みとなりました。銀山温泉には旅館をはじめ、多くの建築物に͡銀山温泉には、旅館だけでなく多くの建築に鏝絵(こてえ)が施されています。鏝絵は漆喰を用いて作られるレリーフのことで、左官職人がこてで仕上げていくことから名づけられました。街を歩くと大正時代にタイムスリップしたかのような感覚になり、ノスタルジックな気分を味わうことができます。
銀山温泉 バスツアーおすすめ
【新宿[都庁]発】日本三大桜「三春滝桜」を観賞♪ハイカラ湯町「銀山温泉街」&日本さくら名所100選「烏帽子山公園千本桜」 かみのやま温泉2日間
夕食はアルコール飲み放題&地元名物を味わうバイキング!大人気のカリーパンのお土産付♪
日本三大桜「三春滝桜」を観賞
三春滝桜は大正11年に国の天然記念物の指定を受け、日本三大桜のひとつに数えられています。
樹齢推定はなんと1000年以上!近くで見るとその大きさに圧倒されます!
四方に伸びた太い枝に、真紅の小さな花を無数に咲かる姿が水が滝のように流れ落ちるように見えることから、滝桜と呼ばれるようになったと言われています。日本三大桜をお楽しみください♪
【例年の見頃】4月上旬~中旬
三春滝桜(イメージ)
大正浪漫の町並み・銀山温泉
★文化財級の木造建築物が軒を連ね大正浪漫を感じさせるノスタルジックな町並みは、雰囲気抜群!東北でも屈指の人気観光地で、山形に行くなら絶対に訪れたい温泉地のひとつです!
写真を撮るのはもちろん、温泉街の奥にある白銀の滝を観賞したり足湯でゆったりするのもおすすめ♪思い思いに銀山温泉を散策しよう!
※銀山温泉へはシャトルバスに乗り換えて移動となります。シャトルバスは一般と乗り合いのバスになり、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
★銀山温泉名物!毎日売り切れ必至「はいからさんのカリーパン」をおやつにご用意!
「またあの味が食べたい!」とお取り寄せのリピーターが続出の人気商品です♪
銀山温泉(イメージ)
「烏帽子山公園千本桜」を観賞
山形県・置賜地方を一望できる烏帽子山公園でソメイヨシノやシダレザクラ、エドヒガンなど約一千本の桜がお出迎え♪
約4万坪の広大な敷地に、千本を超える桜が植えられており、日本のさくら名所100選の地に認定されています!日本でも有数のエドヒガンの群生地としても有名です。
山全体がピンク色に染まる桜の景観と置賜地方の眺望をお楽しみください。
【例年の見頃】4月上旬~下旬
烏帽子山公園(イメージ/画像提供:「青空スタジオ」)
お堀に映える桜を観賞&山形のお買い物も
★100年を超すヨメイヨシノの古木が並ぶ松が岬公園でお花見!
お堀を囲む約200本の桜が水面に映り、上を見ても下を見ても桜を楽しむことができます。
敷地内には名将・上杉謙信を祭神として米沢城本丸跡に建立された「上杉神社」があるので、参拝にお立寄りください♪
【例年の見頃:4月上旬~4月下旬】
★山形の名産品や民芸品など、山形がぐっと詰まった観光物産会館でお買い物!山形名物の鳥中華や冷やしラーメン、米沢牛ステーキ丼など旨いものも満載!4,000品目以上もの「山形のうまいもの」が勢揃い!
松が岬公園(イメージ)
ぐっと山形(イメージ)
銀山温泉 ダイナミックパッケージツアー
銀山温泉にゆっくり宿泊したいという人には「ダイナミックパッケージ」もおすすめ。ダイナミックパッケージは、飛行機やJRなどの交通手段と同時にホテル宿泊を予約できるツアー商品のこと。銀山温泉のホテル・旅館を予約して、自由気ままに温泉情緒を楽しむことができます。ここで銀山温泉のおすすめ旅館を紹介します。
銀山温泉 おすすめ旅館
能登屋旅館
能登屋旅館は温泉街の中心部に佇む情緒溢れる上品な温泉旅館です。1892年創業の老舗旅館。銀山川を挟んで建つ本館と別館からなります。本館は1921年に建てられて、国指定登録有形文化財に指定されています。館内は大正時代の姿をそのまま留めた飴色の階段や吹き抜けの談話室など、大正レトロな趣ある空間。宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」の中に登場する神々の世界に迷い込んだ千が辿り着いた赤い橋とその向こう側にある湯屋「油屋」は能登屋旅館がモデルだったのではといわれます。館内には天然温泉の大浴場、露天風呂、白銀の滝を望む高台にある展望露天風呂、貸切の洞窟風呂が完備されています。
藤屋
江戸時代に創業した老舗旅館の藤屋。2006年に新国立競技場の設計を手掛けた隈研吾氏の設計によって改装が行われ、伝統を周囲の景観と調和しつつ、洗練されたスタイリッシュなデザインの温泉旅館に生まれ変わりました。ステンドグラスや和紙、簾虫籠(すむしこ)と呼ばれる竹製のフィルターなどを重ね合わせてデザインされた優しさを感じる空間は、日常を忘れたひと時を過ごすことができます。全8室に対して5つの貸切風呂が用意されていて、宿泊者限定。24時間空いていればいつでも楽しむことができます。
古勢起屋旅館別館
銀山温泉街のほぼ中央に位置し、切妻屋根の木造四層構造の川側の建物と鉄筋五階建の山側の建物が一体となった風情のある旅館です。客室は伝統的な木製建具と床の間を備え、上質の家具をあつらえた純和室で、落ち着いた雰囲気。ベッド2台の板の間+和室の定員2〜4人の客室のほか、飾り障子や欄間を設け和室にベッド2台を備える二間続きの客室なども用意されています。
瀧と蕎麦の宿 瀧見舘
渓谷沿いの温泉街を見下ろす高台に建つ、温かみのある昔ながらの温泉旅館。民芸調の家具などが置かれた板張りのエントランスロビーは、街並みを彷彿させるレトロな雰囲気。豊かな水とそばの生育に適した気候を有する山形県は日本有数の「そば王国」。尾花沢・大石田・村山は「山形三大そば街道」といわれています。「そば処瀧見亭」は尾花沢産のそば粉を使い、挽きたて、打ちたて、茹でたてにこだわったそばを食べることができます。
銀山温泉以外にもあちこち観光やグルメを楽しみたいという人はバスツアーが、銀山温泉のみが目的でのんびり過ごしたい人はダイナミックパッケージツアーがおすすめです。山間のノスタルジックなレトロな温泉街を楽しんではいかがでしょうか。