バスツアーは季節に応じた話題の絶景スポットや、グルメや温泉ほか、旅の旬を熟知している旅行会社の「こだわり」が詰まった魅力的な商品がいっぱい。広島は中四国地方の中心都市。広島発のバスツアーは温泉地に泊まりながら山陽・山陰地方を周遊したり、本州四国連絡橋で四国とつながっていることから四国の高知県を訪ねるコースが多いです。ここでは広島発の宿泊バスツアーで人気の目的地を紹介します。
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広島発 宿泊バスツアー おすすめ目的地 9選
大歩危・小歩危
「大歩危・小歩危」の岩石は約2億年前に海底深く形成された結晶片岩です。「四国三郎」と呼ばれる吉野川の激流によって削られて約8kmにわたる峡谷が形成されました。間近に美しい岩石やV字谷の様子を見ることができて、まるで大理石の彫刻がそそりたっているかのような美しい景観を誇ります。大歩危峡は平成26年(2014)に国指定天然記念物に、平成27年(2017)に国指定名勝に指定されています。ツアーでは観光遊覧船に乗船して両岸の景観美を楽しめるコースもあります。
桂浜
桂浜は浦戸湾口の龍頭岬と龍王岬の間に弓状に広がる海岸です。背後に茂り合う松の緑と、海浜の五色の小砂利、紺碧の海が箱庭のように調和する高知を代表する景勝地です。古来より月の名所として知られていて、「よさこい節」の中でも歌われています。
坂本龍馬像と坂本龍馬記念館
東端の龍頭岬ではに建って太平洋を見下ろしているのが坂本龍馬の銅像。坂本龍馬と桂浜のつながりははっきりと記録に残っていないですが、きっと彼もこの浜を歩いたことでしょう。また坂本龍馬に関する第一級の資料が揃うまさに「龍馬の殿堂」といえる坂本龍馬記念館もあります。
高知城
土佐藩主山内家24万石の居城だった高知城。高知城の天守閣は江戸時代以前に築かれて現在もその姿をとどめる日本に残る12の天守閣の一つです。高知城の天守閣は望楼型天守と呼ばれます。外観は4重、内部は3層6階建ての建物で、入母屋造りの屋根の上に望楼を載せている形になっています。天守最上階には、初代藩主山内一豊が土佐に来る前に治めていた掛川城をモデルにして作ったといわれる廻縁高欄が付けられています。天守閣に隣接して建てられている本丸御殿も当時のまま残されています。創建時の天守閣は享保十二年(1727年)に焼失してしまいましたが延享四年(1747年)に再建されたものです。
小京都・萩
萩は日本海に面していて、三方を山に囲まれている町。阿武川が分岐した橋本川と松本川に抱かれたデルタ上に発展した城下町は江戸時代の風情を今に伝える情緒あふれるノスタルジックな町並みです。西軍に属して関ヶ原の戦いに敗れた広島から移封された毛利輝元が慶長9年(1604年)に指月山麓に萩城を築き、城下町を整備しました。以来、萩藩36万石の城下町として明治維新まで続きました。幕末には維新の先覚者吉田松陰をはじめ高杉晋作、久坂玄端、木戸孝允、伊藤博文など明治維新の原動力となった多くの逸材を世に送り出しました。広島発宿泊バスツアーでは萩に宿泊するコースもあり歴史情緒溢れる街並みを楽しめるコースがあります。
山陰の小京都・津和野
津和野藩亀井氏の城下町、津和野。殿町は土塀の落ち着いた町並みに、軒先の堀を流れる清水に鯉が泳いでいて、城下町の風情を感じることができるフォトジェニックな町。歩いていると清々しい気持ちになります。明治の文豪、森鴎外の生誕の地で11歳まで過ごした旧宅が今も残されていて記念館も造られています。「日本100名城」に選ばれている津和野城からは津和野の街を一望することができます。広島発の宿泊バスツアーでは萩とともに訪ねるコースが多いです。
長門湯本温泉
長門湯本温泉は約600年の歴史を誇る温泉地。平成28年(2016)に安倍首相とプーチン大統領による日露首脳会談は長門湯本温泉の旅館で行われました。広島発宿泊バスツアーではこの温泉地に宿泊して、萩や津和野、山口県の日本海側の景勝スポットを訪ねるコースがあります。
角島
角島は山口県の北西にある、日本海にぽっかりと浮かぶ、つつみの形をした島。平成12年(2000)に角島大橋が完成して人気の観光スポットとなりました。角島の魅力は目を見張るばかりの白い砂浜とエメラルドグリーンの海。様々な映画やテレビ番組、コマーシャルのロケ地にもなっています。角島大浜海水浴場・キャンプ場としおかぜコバルトブルービーチは夏は海水浴で賑わいます。角島灯台は明治9年(1876)に初点灯した総御影石造り、日本海側初の洋式灯台。現在も毎日点灯しています。海士ヶ瀬公園は角島大橋と角島、そしてエメラルドグリーンの海と一望できる絶景スポットです。広島発宿泊バスツアーでは長門湯本温泉に宿泊してこの場所を訪ねるコースが多いです。
元乃隅神社
元乃隅神社は地元の漁師であった岡村斉(おかむらひとし)さんの枕元に白狐が現れ、「これまで漁をしてこられたのは誰のおかげか。」と過去からの関わりを詳細に述べた後、「吾をこの地に鎮祭せよ。」というお告げがあったことをきっかけに建てられた神社です。商売繁盛、大漁、海上安全をはじめとして、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就にご利益があります。目の前に広がる日本海のコバルトブルーと、丘を降って海に向かってずらりと並ぶ123基の朱色の鳥居、そして草花の緑が織りなす色彩のコントラストは見応え抜群です。広島発の宿泊バスツアーでは長門湯本温泉に宿泊してこの場所を訪れるコースが多いです。
松山城
松山市の中心部、標高132mの勝山に築かれた松山城。「現存十二天守」の一つで、城内にはなんと21棟の重要文化財があります。天守は三重三階地下一階の層塔型天守。天守と小天守、隅櫓を渡櫓で結ぶ天守建造物群は連立式天守と呼ばれますが、松山城はその代表とされています。松山城は他にも見どころいっぱい。「登り石垣」と呼ばれる山腹から侵入しようとする敵を阻止する目的のため、ふもとの館と山頂の天守を、山の斜面を登る2本の石垣で連結させた珍しい石垣を見ることができます。また本丸の北に位置する野原櫓は日本で唯一現存する望楼型二重櫓で天守の原型といわれています。小高い丘の上のある松山城は絶好の展望スポット。瀬戸内海を望むこともできます。広島発の宿泊バスツアーでは高知県へ向かう途中に松山城に立ち寄るコースが多いです。
広島発宿泊バスツアーの魅力
広島発宿泊バスツアーの大きな魅力は何といっても移動が楽ということではないでしょうか。公共交通機関ではアクセスが不便な場所でも「バスツアー」なら直行することができます。またマイカーで行く場合、カーナビが普及しているとはいえ、慣れない道の運転でありがちなのが道迷い。道に迷って、大幅に時間をロスすることも少なくないです。道路事情にも精通した「運転のプロ」が運転する「バスツアー」ならそんな心配もありません。また自分で運転しなくてもいいので、日本酒やワインといったアルコールも飲むことができます。「バスツアー」は夫婦、カップル、友達同士、女子旅、一人旅どんな参加形態でも、参加者それぞれが楽しめます。「移動のストレス」から解放される広島発宿泊バスツアーで日常を離れた寛ぎの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。