水郷・潮来の初夏の風物詩になっている水郷潮来あやめ園の「水郷潮来あやめまつり」。2023年で第72回目を迎えます。約500種100万株の紫・白・黄の色とりどりのあやめが一面に咲き誇って毎年、多くの人が訪れます。そこで「水郷潮来あやめまつり」の見どころとおすすめの周辺観光スポット、ホテルを紹介します。
目次
第72回水郷潮来あやめまつり
開催期間 令和5年5月19日(金)~令和5年6月18日(日)
場所 水郷潮来あやめ園(茨城県潮来市あやめ1-5)
「水郷潮来あやめまつり」の見どころ
嫁入り舟
開催日 あやめまつり期間中 水・土・日曜日
開催時間 水曜日 11:00 / 土曜日 11:00、14:00、19:30 /日曜日 11:00、14:00
水路が張り巡らされたこの地域では嫁入りする際の花嫁や嫁入り道具等を運搬するときにもサッパ舟が使われていました。1956年10月に松竹映画「花嫁募集中」とタイアップして「ミス花嫁」を募集したことがきっかけとなって「嫁入り舟」が全国的に有名になりました。
その後、時代の流れによって「嫁入り舟」は途絶えていたのですが、1985年に開催された「つくば万博」でイベントとして「嫁入り舟」を復活させたのがきっかけとなって、現在のあやめまつり大会でもイベントとして実施されるようになりました。
花嫁さんは仲人と共に旧磯山邸を人力車で出発してあやめ園へ。舟乗り場から舟に乗って、4つの橋をくぐりながら花婿の待つ噴水施設へと向かいます。
手漕ぎのろ舟遊覧
昔ながらの手漕ぎのろ舟があやめまつり期間中のみ前川を運航します。船頭の昔話を聞きながら水郷情緒をたっぷりと楽しむことができます。
花がら摘み体験
「花がら摘み」とは、しぼんだ花を摘むことで元気な花の見栄えを良くし他の花の成長を助ける大切な作業です。あやめ笠と絣(かすり)柄という昔ながらのコスチュームで花がら摘みを体験することができます。
あわせて足を運びたい!おすすめスポット
北総の小江戸・佐原
佐原は江戸時代には「利根川下流随一」と呼ばれ、水運で繁栄を極めました。小野川沿いを中心にかつての繁栄を偲ぶことができるレトロな町並みが残されていて、ノスタルジックな雰囲気たっぷり。町並みは歴史的・文化的価値が評価されて「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けています。歴史的建造物をリノベしたショップや飲食店もあってショッピングやグルメを楽しめます。
「佐原の大祭」は7月10日以降の金曜・土曜・日曜日に行われる夏の「八坂神社祇園祭」と0月第2土曜日を中日とする金曜・土曜・日曜日に行われる秋の「諏訪神社秋祭り」。豪華絢爛な山車が見応え抜群です。
香取神宮
下総国の一宮。茨城県の鹿島神宮・息栖神社と合わせて「東国三社」と呼ばれています。創建は神武天皇の御代18年と伝えられ、祭神は日本書紀の国譲り神話に登場する経津主大神(ふつぬしのおおかみ)というとっても由緒ある神社。歴史を感じさせる厳かな空気が流れる北総のパワースポットです。
住所:千葉県香取市香取1697-1
アクセス:JR佐原駅よりバスで約15分
鹿島神宮
常陸国の一宮。創建は神武天皇元年創建と伝えられる由緒ある神社で「東国三社」の一つ。ご祭神が武甕槌大神で、武の神様として古くから皇室や将軍家の崇敬を受けてきました。日本三大楼門のひとつといわれる朱塗りの楼門や、極彩色豊かな本殿など、国の重要文化財指定の社殿が複数あります。
住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
アクセス:JR鹿島神宮駅より徒歩約10分
「水郷潮来あやめまつり」でおすすめのホテル「佐原商家町ホテル NIPPONIA」
国の重要伝統的建造物保存地区に指定されていて、「江戸優り」と呼ばれる佐原歴史地区にある古い邸宅をリノベーションした小規模分散型ホテルです。佐原の町をひとつのホテルと見立て、4つの宿泊棟と、1棟のレストラン棟が町に点在しています。各棟には菖蒲の名前がそれぞれ冠されています。近隣のお店の食べ歩きなども楽しみながら江戸情緒を満喫することができます。
住所:千葉県香取市佐原イ1708-2
アクセス:JR佐原駅より徒歩約11分(チェックイン棟)
まとめ
「水郷潮来あやめまつり」の見どころと祭りと合わせて楽しめる周辺観光スポットを紹介しました。関東を代表するパワースポットにタイムスリップしたかのような町並み。「水郷潮来あやめまつり」周辺は見どころがいっぱい。またうなぎ料理の美味しいお店もたくさんあります。都内から日帰り圏内ですが、1泊してゆっくり北総の見どころを巡ってみてはいかがでしょうか。