「竿燈まつり」は青森の「ねぶた祭り」、仙台の「七夕まつり」とともに「東北三大祭り」の一つに数えられていて、秋田の「夏の風物詩」で夏の旅行でも人気のお祭り。そこで「竿燈まつり」の魅力と秋田へのアクセス、そして祭り見物におすすめのホテルを紹介します。
目次
「竿燈まつり」の見どころ
竿燈まつりは江戸時代の宝暦年間には真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事として原型となるものが出来ていたといわれています。
「ねぶり流し」は、五穀豊穣や技芸上達を願って翌7月7日に行われる七夕とともに、陰暦7月15日のお盆を迎えるための一連の行事。厄よけ、みそぎ、五穀豊穣などを願う現在の竿燈の形が除々にできあがっていきました。
竿燈まつりは「昼竿燈」と「夜本番」と呼ばれる2つのイベントから成っていますが、やはり1番の見どころは「夜本番」。豪華絢爛な約280本の竿燈と約10,000個の提灯が彩る世界は見応え抜群。灯りをともした竿燈が「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声とともに自由自在に操られる様子はまさに職人芸です。
「竿燈まつり」の会場までのアクセス
「竿燈まつり」が行われるのは秋田県秋田市。JR秋田駅から徒歩約15分のところです。そこで秋田までのアクセスを紹介します。
JR
東京駅から秋田新幹線「こまち」に乗車して、終点の秋田駅で下車。「こまち」は全席指定。東北・北海道新幹線の「はやぶさ」とJR盛岡駅まで連結していて、16両編成のうち、6両が「こまち」の車両です。例年、「竿燈まつり」の時期には臨時列車が運行されますが、混雑必至。指定席の発売は乗車日の１か月前の朝10時から。早めの座席指定がおすすめです。
飛行機
羽田、伊丹、中部、新千歳の各空港から秋田空港までの定期便が飛んでいます。飛行機の場合、変更不可などの条件がつきますが、早めに予約すれば、意外と安くせ席を取ることもできます。
フェリー
秋田港には新日本海フェリーの苫小牧東～秋田～新潟～敦賀を結ぶ航路が定期運航をしています。フェリーの強みはマイカーも載せることができる点。「車社会」の地方都市。マイカーがあるととっても便利。「竿燈まつり」プラスアルファの観光も楽しいたい人にはおすすめです。
参考リンク
「竿燈まつり」の祭り見物におすすめのホテル厳選5選
「竿燈まつり」のクライマックスは夜。祭りを楽しむとなると気になるところはやはりホテル。ホテルも間近になると予約困難になって、ホテル探しも一苦労。そこでぜひ早めに部屋を押さえておきたい「竿燈まつり」の見物におすすめのホテルを紹介します。
ホテルメトロポリタン秋田
JR秋田駅に隣接するJR東日本グループのホテル。ホテルのコンセプトは「秋田の面影 ～Memorable AKITA～」。客室は秋田蕗をモチーフにしたカーテンや民芸品など、ノスタルジーな想いを感じさせるモチーフが随所に織り込まれていて、秋田の魅力を感じることができます。館内のレストランや朝食でも秋田の食材をふんだんに使った食事を楽しめます。
住所：秋田県秋田市中通７丁目２−１
アクセス：JR秋田駅隣接徒歩1分
中通温泉 こまちの湯 ドーミーイン秋田
JR秋田駅近くにある天然温泉を備えたホテル。最上階にある男女別天然温泉大浴場は内風呂、露天風呂、サウナを備えていて、カップルで癒しのひと時を過ごせます。客室は明るめで自宅にいるような感覚でくつろぐことができます。ドーミーインならではの「ご当地メニュー」が食べられる朝食も魅力です。
住所：秋田県秋田市中通2丁目3-1
アクセス：JR秋田駅西口より徒歩5分
秋田キャッスルホテル
開業50年を超える秋田の迎賓館としての伝統と格式を誇る秋田を代表するホテル。美術館や、久保田城址である千秋公園、音楽ホールなどが集まる、文化の香り高い中通エリアの中心に位置しています。館内にはアート作品も展示されていて、ホテルにいながらアートも楽しめます。
住所：秋田県秋田市中通1丁目3番5号
アクセス：JR秋田駅より徒歩7分
まとめ
「竿燈まつり」をはじめ、「東北三大祭り」を観光するときは、早めに列車、ホテルを押さえるのが一番。新幹線が全席指定の秋田新幹線は席が埋まってしまうと「立席特急券」になってしまいます。市内中心部のホテルを取れなかった場合、祭りの会場の移動一苦労。祭りの日程が固定されている「竿燈まつり」だからこそ、早めにスケジュールを決めて、列車、ホテルを予約するのが先決です。
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