チューリップの花言葉は「思いやり」。色とりどりのチューリップが一面に咲き誇る景色はとってもフォトジェニック。日常を忘れておとぎ話の世界にいる気分に誘われます。この記事では日本全国各地のおすすめのチューリップ畑をエリア別に分けて紹介します。
チューリップの花の魅力
オランダのキューケンホフ公園は春のヨーロッパへの旅行でも人気の目的地の一つ。「ヨーロッパの庭」とも呼ばれる世界で最も有名な庭園の一つで色とりどりのチューリップの花を楽しめます。世界中で人気のあるお花で登録されている品種の数は5,000以上、そのうち約1,000品種が世界中で育てられています。
品種はオランダ王立球根生産者協会によって、開花期の早生、中生、晩生そして原種の4つに大きく分けられ、さらに来歴、花形と草姿などによって15の系統に分類されています。
チューリップの野生種は約150種あると言われていて、スペイン、北アフリカからイタリア、トルコ、イラン、アフガニスタン、さらに中国西部の天山山脈、西シベリアまでの北緯40度線に沿った広い範囲に原生地が分布しています。中でも、トルコから中央アジアにかけての地域が野生種の種類がもっとも多く、この付近がチューリップの原産地と推定されています。
関東
国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)
一年を通じて四季折々の花々を楽しめることで大人気の国営ひたちなか海浜公園。約200haの広大な敷地の中に、大規模な花畑が各所にあります。「たまごの森フラワーガーデン」では約230品種、約25万本のチューリップが開花。ネモフィラも咲き誇っていて、とってもメルヘンな世界を楽しめます。
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
アクセス:勝田駅東口2番乗り場からバス、海浜公園西口もしくは海浜公園南口下車
あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)
藤の花や冬のイルミネーションで全国的に有名な「あしかがフラワーパーク」。藤の花以外にも一年を通じて様々な花々を楽しめます。チューリップも「あしかがフラワーパーク」を彩るお花の一つ。約20,000球の色とりどりのチューリップが春のあしかがフラワーパークを彩ります。
住所:栃木県足利市迫間町607
アクセス:JRあしかがフラワーパーク駅より徒歩約3分
佐倉ふるさと広場(千葉県佐倉市)
水汲み用風車を中心として、赤や黄色、ピンク、オレンジなど色とりどりのチューリップが咲き誇り、まるで色彩のじゅうたんのようです。その数は約100種72万本。毎年、「チューリップフェスタ」が開催されていて、チューリップの掘り取り販売や、オランダ衣装をまとった演奏者によるオランダストリートオルガンの演奏など、イベントも盛りだくさんです。
住所:千葉県佐倉市臼井田2714
アクセス:京成佐倉駅より循環バスで約10分
足立区都市農業公園(東京都足立区)
チューリップは足立区の区の花。荒川の河川敷に広がる大きな花壇に約35,000球のチューリップが咲き誇ります。
住所:東京都足立区鹿浜2丁目44-1
アクセス:東武西新井駅よりバス、「鹿浜都市農業公園」バス停下車
横浜公園(横浜市中区)
横浜スタジアムがある公園。毎年、赤やピンク、白、黄色、紫など10万球以上のチューリップが園内を華やかに彩ります。みなとみらいや中華街など横浜で人気のスポットも近いので、「横浜デート」の合間に立ち寄れます。
住所:横浜市中区横浜公園
アクセス:JR関内駅より徒歩約3分
北陸・甲信越
砺波チューリップ公園(富山県砺波市)
富山県砺波市はチューリップの球根栽培面積が全国一を誇ります。毎年、砺波チューリップ公園をメイン会場に「となみチューリップフェア」が開催され、300品種、300万本もの色とりどりチューリップが鮮やかに咲き誇ります。
園内のチューリップタワー、チューリップスカイウォークから眺める大花壇の地上絵をはじめ、「立山・黒部」の「雪の大谷」にちなんだ高さ4m、長さ30mを誇る「花の大谷」、砺波発案の「水上花壇」、ハート型花壇、チューリップツリーのある「ILOVE花壇」、五連揚水水車のある「水車苑」など見どころいっぱいです。
2023年のチューリップフェアは4月22日(土)〜5月5日(金)です。
住所:富山県砺波市花園町1-32
アクセス:JR砺波駅より徒歩約15分
ハイジの村(山梨県北杜市)
「ハイジの村」は「アルプスの少女ハイジ」をイメージした花と星のテーマパーク。山梨県・茅ヶ岳(かやがたけ)の山麓に広がる大自然の中にあります。ゴールデンウィークの時期には25万球ものチューリップが次々に咲き誇り、赤や黄色のチューリップが、色鮮やかなじゅうたんのように広がります。「チューリップ祭り」もこの時期に開催されます。
住所:山梨県北杜市明野町浅尾2471
アクセス:JR韮崎駅下車、タクシーで約20分
山中湖花の都公園(山梨県山中湖村)
富士山を背景にした約30万平方メートルの花畑で富士山の雄姿を眺めながら四季折々の花々を楽しめます。ゴールデンウィークの時期には山中湖に春の訪れを告げる、「春の息吹」というイベントが開催され、園内にはチューリップをはじめとする春の花々を楽しめます。
住所:山梨県南都留郡山中湖村山中1650
アクセス:富士急行富士山駅より周遊バス「ふじっ子」号で約30分
越後丘陵公園(新潟県長岡市)
富士山を背景にした約30万平方メートルの花畑で富士山の雄姿を眺めながら四季折々の花々を楽しめます。ゴールデンウィークの時期には山中湖に春の訪れを告げる、「春の息吹」というイベントが開催され、園内にはチューリップをはじめとする春の花々を楽しめます。
住所:新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1
アクセス:JR長岡駅よりバスで約40分、「越後丘陵公園」バス停下車
五泉のチューリップ(新潟県五泉市)
チューリップの球根を出荷するだけでなく見て楽しんでもらおうと、市が生産者に依頼してチューリップの畑を1か所に集めて、「チューリップ祭り」を開催しています。例年、約150万本のチューリップが咲き誇ります。
住所:新潟県五泉市一本杉地区
アクセス:JR五泉駅より車で約10分
東海
なばなの里(三重県桑名市)
「なばなの里」は四季折々の美しい花々が咲き誇る、日本最大級の花のテーマパーク。梅、桜、桃、チューリップやコスモス、ベゴニアなど花々の他、ホタル、イルミネーション、日帰り温泉も楽しめます。 梅、桜に始まり、チューリップ、水仙、バラ、あじさい、しょうぶなど四季折々の花々を楽しめます。
国内最大級の花園「花ひろば」には180万球のチューリップの花々が咲き誇って、「チューリップまつり」も開催されます。赤・白・黄色、ピンクから、珍しい色や形のチューリップまで勢揃い。昼間はもちろん、夜もライトアップで楽しめます。
住所:三重県桑名市長島町駒江漆畑270
アクセス:近鉄桑名駅よりバス、もしくは名古屋名鉄バスセンターから直通バス
サンテパルクたはら(愛知県田原市)
花と緑に囲まれた体験型の農業公園。サンテガーデンに見事なチューリップ畑が登場。チューリップフェアが開催されます。体験コーナーも充実しているので親子で手作り体験や収穫体験も楽しめるので家族・ファミリーにおすすめです。
住所:愛知県田原市野田町芦ヶ池8
アクセス:豊橋鉄道三河田原駅よりバス、「サンテマルク」バス停下車
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浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区)
浜名湖ガーデンパークは湖畔の美しい自然と開放感あふれる景観の中に誕生した都市公園。園内の「里のエリア」にある「花の美術館」と「街のエリア」にある「ふれあい花壇」で約110種10,000球のチューリップが色とりどりに咲き誇ります。
住所:静岡県浜松市西区村櫛町5475-1
アクセス:JR浜松駅よりバスで約60分
はままつフラワーパーク(浜松市西区)
四季折々の色鮮やかな花々に囲まれた敷地面積約30万m2の浜名湖畔の植物園。3月下旬~4月中旬頃の園内は、”世界一美しい「桜とチューリップの庭園」”と銘打たれています。約50万球の色とりどりのチューリップと約1,300本の桜が咲き誇る景観はとっても幻想的。日常を忘れたひと時を過ごせます。
住所:浜松市西区舘山寺町195
アクセス:JR浜松駅よりバス、「フラワーパーク」バス停下車
関西
万博記念公園(大阪府吹田市)
1970年(昭和45年)に開催された日本万国博覧会の跡地。「緑に包まれた文化公園」として、「日本庭園」「自然文化園」さらに文化・スポーツ・レジャー・宿泊施設群が整備されています。岡本太郎作の「太陽の塔」は有名。
37品種、約11万球の色とりどりのチューリップが一面に広がります。 一重咲きや八重咲き、珍しい品種など、様々なチューリップの花が咲き乱れます。
住所:大阪府吹田市千里万博公園
アクセス:大阪モノレール万博記念公園駅もしくは公園東口駅下車
花博記念公園 鶴見緑地(大阪市鶴見区)
国際花と緑の博覧会(花の万博)の会場になった公園。四季折々の草花や自然を楽しめます。大池を囲んで国際庭園や花の谷、バラの園などが続く一角に、赤や黄、白のチューリップが整列し咲いて、園内にある風車とマッチしてオランダを思わせる光景が広がります。
住所:大阪市鶴見区緑地公園2-163
アクセス:大阪メトロ長堀鶴見緑地線鶴見緑地駅下車、すぐ
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京都府立植物園(京都府)
総面積24万㎡の広大な敷地に約12,000種類の美しい花・木を四季折々で楽しめます。観覧温室は日本最大級。約4,500種類の植物が展示されています。にアラジン・クリスタルスター・ゲープランドギフト・クリスタルビューティー・ハウステンボスなど約60品種・35,000球のチューリップが園内各所で赤・ピンク・黄・白色など色とりどりに咲き乱れます。
住所:京都市左京区下鴨半木町
アクセス:京都市営地下鉄北山駅より徒歩約8分
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馬見丘陵公園(奈良県河合町)
自然豊かで日本有数の古墳群がある馬見丘陵にある四季折々の花々が咲き誇る都市公園。チューリップは約50万球が園内の至る所で咲いて、「チューリップフェア」も開催されます。古代へのロマンを感じながらお花を楽しめます。
住所:奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
アクセス:近鉄田原本線池部駅下車、緑道北口(緑道エリア)まで徒歩2分
兵庫県立フラワーセンター(兵庫県加西市)
季節によって約4500種類の花と緑が憩いの空間を提供する花の公園。350品種16万球のチューリップが咲き誇って、「チューリップまつり」も開催されます。
住所:兵庫県加西市豊倉町飯森1282-1
アクセス:北条鉄道北条町駅からコミュニティバス乗車、「 フラワーセンター正門前」バス停下車
国営明石海峡公園(兵庫県淡路市)
「淡路花博ジャパンフローラ」の会場であり、四季折々の花々を楽しめる公園。関西最大級100品種18万本のチューリップが咲き誇ります。チューリップは赤、橙、黄、緑、水、青、紫の七色で、約5,000㎡の庭園にデザインされて、色とりどりに華やかに咲き誇ります。
住所:兵庫県淡路市夢舞台8-10
アクセス:JR三宮駅よりバスで約45分→夢舞台前バス停下車→東浦口ゲートまで徒歩3分
山陰・山陽
とっとり花回廊(鳥取県南部町)
大山の雄姿を望む景観の中で四季折々の花を楽しめるフラワーパーク。キューケンホフ公園とは姉妹公園の関係にあり、春には240種22万球のチューリップが咲き誇ります。キューケンホフ公園デザインの花壇が並ぶ「花の谷」では、例年4月中旬に桜が咲き、チューリップとの華やかな共演が見どころです。チューリップの開花時期にあわせて、「チューリップ祭り」も開催されます。
伯太チューリップ畑(島根県安来市)
2haに約60万本のチューリップを栽培する畑があり、4月には赤やピンクなど色とりどりのチューリップが一面に咲く風景を楽しめます。栽培農家から直接切花を購入することもできます。また毎年、チューリップが咲く時期には「はくたチューリップ祭」も開かれます。
住所:島根県安来市伯太町
アクセス:JR安来駅からバスで約25分
国営備北丘陵公園(広島県庄原市)
「ふるさと・遊び」をテーマにした公園。昔懐かしい自然豊かで季節の花が楽しめます。春には約22万本の色とりどりのチューリップをはじめ、ビオラ、桜、ポピーが咲き誇ります。
住所:広島県庄原市三日市町4-10
アクセス:JR芸備線七塚駅より徒歩約20分
世羅高原農場(広島県世羅町)
世羅高原農場では、毎年、四季折々の花々が畑を美しく彩ります。春は桜とチューリップに加えて菜の花が咲き誇ります。園内はピンクと黄色の色彩のじゅうたんに埋め尽くされ、訪れた人々は心地良い春のひと時を過ごすことができます。
住所:広島県世羅郡世羅町別迫1124-11
アクセス:JR三原駅よりバス、「甲山営業所」バス停下車、バス停からタクシーで約15分
国営讃岐まんのう公園(香川県まんのう町)
満濃池は8世紀初頭の大宝年間に築かれ、真言宗を開いた弘法大師こと空海が改修したことで知られています。国営讃岐まんのう公園はこうした歴史ある満濃池のほとりにある公園。年間を通して季節の花々が咲き誇ります。「花竜の道」で20品種約3.5万本の花の色や形もさまざまなチューリップが咲き誇ります。
住所:香川県仲多度郡まんのう町吉野4243-12
アクセス:JR琴平駅よりバス
九州
海の中道海浜公園(福岡市東区)
博多湾と玄界灘に囲まれた砂州状の地形「海の中道」にある国営公園です。
大芝生広場の奥にある小高い丘の花畑「花の丘」、子供の広場の中央にある「花桟敷」、屋根のない花の美術館をテーマにした「フラワーミュージアム」、その奥にある「バラ園」、西口そばにある「おもちゃ箱花壇」、虹の池・彩りの池周辺にそれぞれ広がる「虹の花壇」「彩りの花壇」、松林の林床に植えられた「あじさいの小径」と園内各所で四季折々の花々が一年を通じて咲き誇ります。
「虹の花壇」「彩りの花壇」に約130種280万球の色とりどりのチューリップが咲き誇って春の園内を鮮やかに彩ります。
住所:福岡市東区大字西戸崎18-25
アクセス:JR海ノ中道駅下車、降りてすぐ/ 西鉄バス「海ノ中道マリンワールド」バス停下車、徒歩約3分
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ハウステンボス(長崎県佐世保市)
ハウステンボスは九州を代表するテーマパーク。園内はオランダの街並みを再現し、テーマはヨーロッパ全体です。敷地面積はなんと東京ディズニーリゾートの1.5倍!単独テーマパークとして日本最大です。
春は100万本のチューリップが咲き誇って、「チューリップ祭り」が開催されています。加えて初夏のバラとアジサイ、夏のヒマワリなど四季折々の花が一年中咲き誇っています。夜はきらびやかなイルミネーションを楽しめます。
住所:長崎県佐世保市 ハウステンボス町1-1
アクセス:JRハウステンボス駅を出てすぐ
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くじゅう花公園(大分県竹田市)
「くじゅう花公園」ではくじゅう連山や遠くに阿蘇五岳を背景とした美しい自然が満喫できる西日本最大級の花畑。春は約10万本のチューリップをはじめ、ビオラ、シバザクラ、ポピー。更に初夏から夏にかけてはラベンダーやひまわり、秋はコスモスと四季折々の花々が咲き誇ります。
園内にはレストランやジェラート屋さん、雑貨屋さん、体験工房などショップも充実。雄大なくじゅう連山の雄大な自然景観に囲まれながら、花々が織りなす色彩のハーモニーを眺めて日常を忘れた癒しと寛ぎのひと時を過ごすことができます。チューリップの開花時期に合わせて「チューリップ祭り」が開催されます。
住所:大分県竹田市久住町 大字久住4050
まとめ
日本全国のおすすめのチューリップ畑を紹介しました。春はお花もいっぱい。チューリップ以外にも菜の花や桜、ネモフィラなど色んなお花を楽しめるのも魅力。家族・ファミリーのお出かけの参考になると幸いです。